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2020年2月 6日 (木)

昔も今も、混乱に乗じて高額で売りつける行為は健全な資本主義ではない

 今回の記事は当サイト所定条件で無断転載など可能とします。条件についてはこの記事の左にある「表現空間S.R 各ページ」一覧の中にあります。

 新型コロナウイルスをめぐる騒動で日本各地の商業施設でマスクの品切れ状態が相次いでいる。
 今回の記事ではこの騒動をめぐり、今から25年前に起きた阪神大震災のことにも触れていく。

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 ・ 昔もいたな、資本主義の原理の一言で済ませようとする輩が…

 その当時は災害時の物資輸送体制が現在より整っていなかった。そんな中で多くの日常生活が止まった。
 交通・商業活動の機能にも大打撃を与えた。
 市民は食料を買いに出かけることも、近くの店で買うことも困難になった。

 その状況からすると、取引関係の点では食料品を売る方が圧倒的に有利になる。
 それをいいことに、である。

 明らかに適正価格を大幅に上回る額で食料品を売りつける動きもあった。
 そしてそれを問題視する声にはこう返した。

 需要が高まるから価格が上がるのは資本主義としての当然の結果である、と……

 今回の記事タイトルは過去の出来事と現在進行形で起きているマスクの件の両方からこのようにしたのである。
 もう一度繰り返す。昔も今も、混乱に乗じて高額で売りつける行為は健全な資本主義ではない

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 ・ 資本主義自体は否定できなくても割に合わない結果になることも

 一連のマスク騒動で通信販売サイトでは、マスクを高額で転売する動きが相次いでいる。
 国はサイト運営各社に、マスクが本当に必要な人に行きわたるよう協力を申し入れた。
 サイト運営側も出品者への適正販売の呼びかけ、状況次第では出品自体を強制に取り下げなどもするという。

 一部の報道ではこのようなものがあった。
 転売自体を法規制することについては、「安く仕入れて高く売るのが資本主義の基本であり、それを一律に否定するのは問題。但し必要な処置をとるべき」という意見。
 複数の転売屋にインタビューをした報道機関もあった。納得できると思える答えはなかった。そして、こんな答えもあった。

 同じことの繰り返し、というべきか…「需要が高まるから価格が上がるのは資本主義としての当然の結果である」と……

 

 ・ 割に合わない結果のために

 現行法で度が過ぎる転売を割に合わないものにする場合、関係機関が実態調査や関係各社への働きかけを強化することになる。
 本来ならば資本主義云々になるところだが公序良俗に反する経済活動は許容できないとして、今後もおこなう必要が生じるであろう。

 そうなればこのような事態も想定される。

 通販サイトに限らずインターネットの利用で他の事業者のサービスを利用する場合、運営元に登録手続きをおこなう必要がある。
 一般的に手続き完了の前提条件が運営元が定める利用規約への同意となっている。

 さらに事業者によって書き方はまちまちだが、こういった規約も存在する。
 ・ 禁止行為として、運営元や第三者に迷惑や損害を与えたり、その他公序良俗に反することが定められている。違反すればサービス利用の一時停止だけでなく登録自体を抹消することもあるとしている。
 ・ 利用者の禁止行為が原因で運営元が費用を用いて事態の収拾や第三者への補償が必要となった場合、運営元が支払う弁護士費用を含めて当該利用者が弁済する。

 今後の国などの動き次第では、転売屋の不適切な販売がきっかけで通販サイト運営元がその対応に追われる事態になることは考えられる。
 運営元が当該転売屋に対して相応の費用弁済を請求するケースも出てくるかもしれない。

 いずれにせよ、正当な経済活動は認められるべきだとしても公序良俗に反することはできない体制づくり、場合によってはやむを得ず何かしらの法整備になることも否定はできないであろう。

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