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2020年2月 7日 (金)

昔も今も、混乱に乗じて高額で売りつける行為は健全な資本主義ではない (2)

 今回の記事は当サイト所定条件で無断転載など可能とします。条件についてはこの記事の左にある「表現空間S.R 各ページ」一覧の中にあります。

 この「昔も今も、混乱に乗じて高額で売りつける行為は健全な資本主義ではない」シリーズの(1)についてはコチラとします。

 当サイトのシリーズ記事については特に断りが無い場合、その記事単独で読んでも構わないことを前提に作成しています。

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 需要が供給を上回ったために価格が高騰する。それ自体は資本主義の流れとして否定できないだろう。
 しかし、である。

 これをお読みの皆様ならすでにお分かりであろうが、昔も今も、混乱に乗じて高額で売りつける行為は健全な資本主義ではない

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 ・ もしかしたら法規制もありえるか、既存法律に触れるか

 健全な資本主義国家であれば日本でいうところの独占禁止法で、取引関係の優位性を悪用して相手方に不当とされる行為は否定される。
 それ以外にも公序良俗に反する取引は国家でしてはならないこととされる。
 現在進行形のマスクに限らず、だが…

 そして…「資本主義に任せると災いとなることから必要最小限度の規制を設ける」程度で資本主義が脅かされることはない。
 一例としてツアーバスについては、その地方の物価事情などから決められた最低限度の料金を下回らないように国が定めている。
 安い料金で利益を上げようと無理をして大事故につながったとされる事例からそうなったのである。

 混乱に乗じて高額で売りつける行為は「法的な意味で事業者として行う」と、独占禁止法に違反となるであろう。公正取引委員会はこの辺についても必要に応じて動きを見せるべきであろう。
 過去の事例・判例から適切な介入とされる範囲は割りだせるだろうし、社会的合意も得やすい。

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 ・ 新たな法規制は妥当なところを割り出した上でならどうか

 ネットが発達した現在ならば、個人でも混乱に乗じて高額で売りつける行為は容易となった。
 しかしネットという媒体は完全匿名ではない。そこを突く形もとる。

 どのようなことを規制対象としてどんな罰則を与えるのが妥当か、ということについては過去の事例・判例から割り出すことになる。その上でこのような形を考えてみた。

 

 1. 法令施行前に規制対象となる出品が開始された場合への対応
 法の基本原則として当該法令が施行する前の出来事で施行後の処分規定は適用できないとされている。そこで銃刀法の運用事例が参考になる。
 特定のモデルガンに何らかの危険要素が発見され実銃として所持が違法扱いされる場合、過去に所持を開始したケースをさかのぼって罰することはできないが危険物を野放しにもできない。
 そこで一定の猶予期間を設けて警察への提出や妥当な形での破壊・廃棄をおこなえば責任を問われないという形をとった。
 これを真似する形で法令施行後、合理的な猶予期間を設けて是正を促し、是正が完了すれば新たな制度による責任を問われない形をとる。

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 2. 調査協力に強制力を設ける
 前述のマスクの件もそうだが、民間の通販サイト運営会社も現在、現行法のもとで動いてはいるようである。
 しかし民間任せではどうしても事業者によって差が出たり、対応が追い付きにくくなる。

 そこで通販サイトももちろんだが、出品者に対しても正当な理由なく調査への協力を拒否した場合罰則付きの規定も設ける。
 さらに必要に応じて購入者や通信事業者に至るまで調査を行う。
 前述の独占禁止法では似たような規定がある。
 もちろん強制力行使は必要最小限度にとどめる。

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 3. 事実関係の確認、異議申し立て
 偽名や他人の名前で登録しているケースや、脅迫・強要などでやむを得ず不当な転売行為をすることになったケース、その他酌量の余地があるケースの可能性も考慮する。
 また、適切な異議申し立ての機会も与える。

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 4. 調査の結果、処分が妥当となった場合
 妥当な額の制裁金を科す。一定期間、ネット通販や売却行為に大きく制約をかける。極端な行為には氏名の公表もありうる。

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 5. 対象製品について
 過去の事例・判例から現時点でのマスクはやむを得ず規制、というのも妥当であろう。また、妥当となる対象製品もその時の情勢によって決めればよい。
 規制理由が消滅すれば解除すればよい。

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 6. 海外を巻き込んだ形の場合
 日本の法律が適用できない形で「やらかす」者にどこまで有効か、という疑問はあるかもしれない。但し入出国管理や国際的な物品移動に注視することはできる。
 規制対象品を不自然に一定以上の量を入出国させる場合、法で定めた機関が日本国内にいる物品関係者に調査を行う。この場合も必要に応じて強制調査とする。
 対象品に関する海外向けのお知らせも大々的におこなう。場合によっては入出国手続きに時間がかかることもあるのでそのつもりで予定を立てるように、とも。

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 ・ これが妥当かどうかは何とも言えないが…

 大雑把に書いたところ、こんな感じとなった。これが妥当かどうかはわからないし、法整備をするならさらに詳細を練る必要はあるだろう。
 しかし、これだけは確かである。

 くどいようだが…昔も今も、混乱に乗じて高額で売りつける行為は健全な資本主義ではない

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