助けに入った場合の「リスク」を恐れたか
YAHOO!ニュースで痛ましいのを見つけました。
「バスで携帯、注意され死なす=10分間暴行、乗客30人止めず-三重・松阪」 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080329-00000040-jij-soci (3月29日11時31分配信 時事通信)
携帯電話を使っていた58歳が注意した61歳に腹を立てて死なせたというもの。【 】内に注目箇所を引用します。記事の中ほどあたりより。
【 「腹の立つ言い方をされたため、カッとなった」と供述している。
バスは松阪競輪場発松阪駅行きの臨時便で、中田容疑者は約10分間暴行を続けたが、乗り合わせた約30人は誰も制止しなかったという。 】
思ったことをまず一つ。一部の現象や人の言動などを強調して「イマドキの若者は…」なんて言う人たちは、このニュースを機に逆に「イマドキの中高年は…」などと言われると何を思うか…
それと……
乗客30人が助けに入らなかったことについて。いろいろ皆さんにも思いはあるでしょうが、当サイトでは乗客自身に対するコメントは極力控えておきます。これについては後述。
緊急時の場合、バスの運行をどうすべきかということから乗務員やバス会社で、もう少し何とか……という気はしますが…。
乗客に関してですが、これについては多くの人が今回と同様の状態に陥った場合、「リスクを恐れる人々」になってしまうのではないか、そんな気がします。
もし助けに入った場合、このようなキレた輩を相手にする場合、当然自分も何をされるかわからないという面もあります。
更にもう一つ。これはなかなか取り上げられることはないのですが、もし攻撃の矛先が自分に向けられた場合、返り討ちにできたとしても……
・ 勢いあまって相手にケガを負わせてしまった場合、状況によっては正当防衛にならず過剰防衛となる。普通の罪より軽いが罰則は受けます。
・ 最悪の場合過剰防衛にもならず、それなりの罰則を受けてしまう。
・ 相手が怪我を負うなどした場合、後で正当防衛が判明したとしても、自分もある程度の「厄介ごと」に巻き込まれる。
今回はバスということもあり、通報が見つかりやすく、攻撃対象になりやすいこともあったのかもしれません。
ついつい痛いことを書きました。ある本のことを思い出したもので…。といっても立ち読み程度でしたが。これから書くことはあくまでも私のうろ覚え程度ですが。
その本は1990年代発行のものです。なんと著者は本の中で堂々とこんなことを書いていました。
「冷たいかもしれないが、もし皆さんが他人から攻撃をされていても自分は助けない」と。
理由は、前述と似たようなことでした……
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コメント
暴力を止めに入った場合のリスクを考えて何もせず、結果自分に被害が及ぶことがなかったことを良かったと思う気持ちと、自分が介入しなかったことで一人の人が死んでしまったことを後悔する気持ちを比較して考えると、少なくとも私にとっては答えはひとつです。絶対に介入します。
介入して殴られる痛さより介入しないで後悔する辛さの方が数段辛いです。これは経験談です。
投稿 chakotenten | 2008年3月31日 (月) 14時55分